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おかげさまで1周年!

kanata株式会社の設立が2018年11月15日。

おかげさまで、本日で丸1年が経過しました。

医療ICT業界に10年強の期間身をおいた代表の滝内が、クラウド電子カルテ市場にチャレンジをする事を考え、同時に構文解析の研究を進めてきたのが約4年前のこと。

診察中にドクターが患者に向き合えない診療環境に疑問を持ち、『そうだ!音声認識精度が向上している今なら、音声認識機能が付いた電子カルテを構築したら、ドクターもキーボードに向く時間がなくなるのではないか!』

これが、音声認識機能を付与しようとしたきっかけでした。

このアイデアを懇意にしていただいているドクターに相談をしたところ、『音声認識だけでは機能不十分。医療ICT業界に長くいるからわかるだろうけど、結局オーダー発行の手続きをしないといけないから、音声認識だけだと片手落ちだよ!』とご指摘を頂いた事が、構文解析の研究に進む事となりました。

構文解析は某大学の先生に弟子入りし、指導を頂きながらコツコツと4年間程かけて、医療における自然言語処理技術の習得に勤しみ、なんとかサービス化の目処が付いたのが2018年の夏頃。

それから、決意を新たに信じ合える仲間と共にkanata株式会社として起業したのが、2018年11月15日。

kanata株式会社としては、『構文解析を通じて人々が思考に専念できる環境作り』をコンセプトにおいたサービス展開を行う事を決心し、モニターを見ない電子カルテ『Voice-Karte』とサービス名称を決定し、『Voice-Karte』を2019年1月11日にリリースを発表しました。

商品リリースにあたり、PRTIMESでプレスリリースを打った事をきっかけに、興味関心を抱いて頂いたドクターから、1件、2件・・・とお問い合わせを頂き、潜在的なニーズが間違いなくあるという思いを強くし、ドクターからご意見・指導を頂くと、在宅診療によりこのVoice-Karteが求められている事が理解できてきました。

創業時に、この1年は生まれたばかりの『Voice-Karte』という今までとは異なった概念の電子カルテ応援して頂ける(勝手な思いはファンになって頂ける)ドクターと10人と出会い、使ってもらい意見・指導を頂くという目標をたて突き進んできた結果、何とか達成はできました。

その結果、当初考えていた使われ方だけでない指摘もあり、それが機能追加になったりと、時には厳しい指導を頂いたり・・・

サービスのブラッシュアップを行いながら、マーケティングを行い、あっという間の1年間でした。

この間に、東京都中央振興公社さんの事業可能性評価事業に参加し、事業計画再度見つめ合ってブラッシュアップをして、評価委員の皆様から暖かくも厳しい指導を頂いてみたりと、企業としても、いい試練を与えてもらいステップアップする事ができたのではないかと思いました。

振り返ってみると、ヨチヨチ歩きの会社でもありサービスでもあったkanata株式会社のVoice-Karteは、応援くださっているドクターや評価委員の皆様、パートナーの皆様などなど、多くの皆様に支えられて、会社もサービスも成長する事ができた1年であったと感じており、この場をかりて、この1年に関わって頂いた皆様に感謝申し上げます。

明日から2年目がスタートします。

『Voice-Karte』としては、在宅診療など高齢者医療に関わる医療従事者の皆様のITアシスタントとして、音声認識+構文解析を最大限に活かして、業務の効率化による働き方改革、そして診察できる患者様の増加による収益増に結びつける様なサービス提供をするべく、ドクターの皆様からの声を取り入れ機能追加をしてまいります。

また、展示会などでVoice-Karteの説明に耳を傾けて頂いたドクターをはじめとした医療従事者の方々からの、現在利用されている既存の電子カルテへの「音声認識+構文解析」の機能追加(アドオン)という大きな課題を頂き、それをクリアできる様に、検証・検討・試行錯誤の繰り返しをして、早い段階で追加サービスリリースができる様にしていきたいと考えております。

その為に、協業のご相談をやお知恵を頂く事があると思います。

引き続き今後ともよろしくお願い申し上げます。